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『平常心』はマラソン攻略の秘訣

[ランニング] 2016/08/10(水) 07:10



気温37度、湿度38%。

今年いちばんの猛暑となった皇居で20kmのジョギングを行いました。

好きで選んでこの時間に走ったわけではありませんが、前後の予定を

考えるとここでしか空けられなかったため、止む終えず。。



腕や肩周りにしっかり日焼け止めクリームを塗り、帽子も着用して

給水ボトルもセッティング。



細かなタイムは気にせず、気持ち良い感覚を大事に走り出します。

さすがの皇居も炎天下だけあって、この時間に走っている人もまばら。



一周目 24分35秒。

二周目 24分14秒。



一周ごとにドリンクを一口給水して走り出します。



三周目に入ると空の雲がさっと抜けて強烈な陽射しが照りつけます。

『うわ、これは暑いな。。』



思わず気が滅入る瞬間でした。

三周目 23分33秒。

 

給水のタイミングで心拍数を測ってみると、150~160拍数にあがって

いました。

『ペースの割には心拍数が多いな。』

そんな風に感じつつも、気を取り直してラスト一周。



四周目に入ると太陽は薄い雲に隠れて日照りが和らぎました。

風も心地よく肌を撫でていきます。

『あぁ、ちょっと気持ちいいかも。』



四周目 22分39秒。

心拍数140~150拍数。



一応心拍を測ってみると、不思議なことにペースの上がった四周目の方が

拍動数が下がっていました。



要因はおそらく、直射が少し遮られて体温の上昇が抑えられたことが

あるのだと思います。

ですが本当のところ、精神的な影響が大きかったのではないか?



人は緊張したり、不安なことに遭遇すると心臓がドキドキします。

環境が変わらなくとも、置かれている立場を意識するだけで途端に

心拍数が上がってしまうわけです。



ランニング中に同じことがあっても不思議ではないと思うんですね。

『あぁ、ちょっとキツイかもな。大丈夫だろうか。』

そんなメンタルの状況に置かれると心拍数は上昇していく。

キツくはないはずなのに呼吸がきつく更に追い込まれてしまう。



こういうスパイラルって気付かないうちにけっこうあると思うんです。



体が持つ本来のポテンシャルを発揮し続けるためには、こうした精神面の

影響を受けない平常心がものを言います。

身体がギブアップする前に、心が折れてしまうことが本当に多い。



不安な心を掻き立てる要素は様々です。

そうしたことにも日頃から備えていけるかどうか。

あらゆる局面を想定して経験値を上げ、心の備えも高めることで

マラソンのパフォーマンスも高まっていく。



心頭を滅却すれば火もまた涼し。

座禅もいいトレーニングになるかもしれませんね(笑)

 

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初心者から、フルマラソンを走る方まで、どなたでも入会できます。

たまには仲間と走ってみたいという皆さんのご参加お待ちしてます!

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ランナーズエイド

カイロプラクティック

後藤 敏雄

ビルドアップ走で養うもの

[ランニング] 2016/08/08(月) 17:35

 
「マラソンを今よりもっと速く走りたい。」
 
そんな想いを持って練習に勤しむ方々が日本には約300万人います。
ランニングマガジンや所属されるチームのコーチからいろいろな
指導や練習方法を学びながら、自らの可能性にチャレンジしている皆さん。
 
このブログを読んでくださっている皆さんも、きっと同じように
前向きにチャレンジされていることだろうと思います。
 
タイトルにも挙げた「ビルドアップ走」。
これはある程度の距離を、後半になるにつれて徐々にペースアップ
していくトレーニング方法です。
 
例えば「10kmビルドアップ走」を行う場合
①4分34秒
②4分26秒
③4分19秒
④4分13秒
⑤4分07秒
⑥3分59秒
⑦3分53秒
⑧3分47秒
⑨3分42秒
⑩3分27秒
※昨日のわたしの練習結果です。
 
という具合に、1km毎のラップタイムを少しずつ上げていく方法です。
 
ビルドアップ走によくある失敗のケースは、途中の距離から調子が上がって
気持よく上げすぎてしまい、どうにも後半ペースが上がらず、持続が精一杯。
もしくはビルドダウンしてしまうパターンです。
 
ビルドアップ走の本来の目的。
それは
「自分の体力のタンクを把握しながら、着実にペースを上げていく能力向上」です。
走りながら自分自身と対話し、距離を頭にいれながら、最後まで走りぬくペースを
刻んでいく。決して無駄に上げることなく、休んでペースを維持や落とすこともしない。
エスカレーターを登るように、確実にペースを上げながら距離を重ねる。
 
この冷静な自己判断能力こそが、長いフルマラソンを走り切る上で非常に大事になります。
 
調子が良いことを感じ取って、ついペースを上げてしまう。
挙句には最後まで走りきらずに予定を変えてしまう。
このような練習を繰り返しているうちは、いつまで経っても自分をコントロール
することは出来ません。
 
はじめは余裕のある範囲内からのビルドアップ走で大丈夫です。
段階的なペースアップに慣れてきたら、最後の1kmだけ力を出しきってみる。
それができたら、最後の2kmを頑張ってペースアップしてみる。
 
こんなふうに、最初はなだらかな階段から急な階段に切り替わってもOKです。
身体が負荷に慣れてくると、右肩上がりのなだらかな階段で走れるようになります。
階段の最後がキッチリ追い込めるようにペース設定が出来れば理想的ですね。
 
ぜひフルマラソンのトレーニングにビルドアップ走を取り入れてみてください。
 
ランナーズエイド
カイロプラクティック
http://www.runners-aid.jp/
後藤

自分自身を知ることから始まる

[ランニング] 2016/08/05(金) 14:44


子どもの頃、リビングのいちばん目にする木の柱に、
自分の背中と頭を押し当ててえんぴつで線を引く。
そうやっていつも自分の背丈の成長を確認していました。

今の自分がどこにいるのかを確認することで、
次に比較した時にどのくらい伸びたのかが一目瞭然でした。
 
わたしたちランナーは、何かしらの目標を持って走っていることが
多いです。例えば、来月までに10km走れるようになりたい。
冬には東京マラソンに出場して完走してみたい。という具合に。
 
そのためにはプロセスにおいても小さな目標が必要になります。
腹筋を30回やるぞ!今週は3kmを3回走る!ステップの方法は
十人十色ですね。
 
こんなふうに、真っ先に注目しやすいのがトレーニング方法なんですが、
実はそれよりも優先すべきことがあります。
 
それこそが『今の自分がどこにいるかを知る』ということです。
何を始めるにも、すべては『今ここから』が出発点です。
 
出発地点が分からずに、目的地までの距離やルートが引けないように、
自分自身のことを知らなければ地図を広げても進みようがありません。
  
ランニングの場合には自分を知る基準はたくさんあります。
・どのくらい距離を走れるのか
・どのくらいの速さで走れるのか
・走るために必要な筋肉は備わっているか
・ランニングのフォームは理想的か
・心肺機能はどの程度強いか
・姿勢など身体のバランスはどうか
・必要な関節は動いているか
・運動神経のスイッチがちゃんと入っているか
・ベストな体重は何kgなのか
・ランニングの前後で体重がどの程度変わるか
・食事での栄養補給はどの程度出来ているか

まだまだ細かく見ていけば枚挙にいとまがありません。

こうした自分自身の現在地を知る評価基準は、
背丈が伸びるたびに柱に線を引くように、どのレベルのランナーにも
必要なことだと言えます。

大切なことは、常に、今いる場所から前を見ることです。

皆さんは、自分のことをどこまで知っていますか?
すべてはここから始まります。

ランナーズエイド
カイロプラクティック
後藤 敏雄

股関節が痛む

[カイロプラクティック] 2016/08/04(木) 07:26

 
一週間前にある学生陸上部の選手から予約が入りました。
『股関節が痛くて走れません。来週からの合宿に間に合わせたいんです。』
  
高校時代にインターハイ出場を果たしていた彼は、
春からの新たな練習環境に順応しきれず故障を起こしていました。
  
聞けばジョギングも儘ならない状態で、7日後の合宿入りをしたい。
そのためには5日後までに最低でも10kmを4’00ペース/kmで走れる
状態でなければ連れて行ってもらえないという話でした。
 
痛みの原因が物理的な組織の損傷であれば、回復までにかかる絶対時間が
必要になるため、合宿に間に合わないかもしれない。
機能的なものが原因となっている痛みだとすれば、わずかなケアでも
練習を再開させて身体を戻せるかもしれない。。
 
そう判断してバランスや筋肉、神経の状態を検査していきました。
 
2日後に二度目のアジャストを実施。そして昨日が三度目のアジャストでした。
最終的に朝と夕方で合わせて24kmを走り、ペースも3’40/kmまで
上げられる状態まで戻ってきました。
  
彼には陸上部の方針に背かない範囲で、ジョギングする環境、
その時に履くシューズのタイプ、着地の方法もアドバイスしました。
 
今日からチームのメンバーと夏合宿に入っているはずの彼。
本当のスタートラインはここからです。3週間の強化合宿を無事に乗り切って
欲しいとただ祈るばかりです。
  
目の前選手がどこを目標にしていて、どこに今行こうとしているのか。
そのためにどのアドバイスを求め、何をしたいのか。

わたしはそんなふうに選手と伴走する想いで向き合います。

どこの選手だと贔屓することはありません。
正々堂々と真剣勝負が出来るためにサポートし、勝っても負けても
全力を出し尽くせるように。
  
夢の欠片でも分けていただける環境に感謝ですね。
  

経営理念

[プロフィール] 2016/08/03(水) 20:32

 
『希望と安心に満ちたランニングライフのサポートを通じて
 健体康心の社会づくりに貢献します。』
 
これが弊社の経営理念です。
 
今日は新月、ものごとを始めるにふさわしい日ですね。
本日からブログを再スタートいたします。
 
弊社は2014年10月23日の新月に法人化し、
社名も「株式会社ランナーズエイド0+」と「0」をつけています。
 
この意味は、平和という「和」、人の繋がりという「輪」、
「すべてのはじまり」そして「新月」。
そんな思いを乗せて明記しました。
 
「ランニングライフのサポートを通じた健体康心の社会づくり」。
ここにもいろいろな意味が込められていますが、例えばひとつ
挙げるとすると、『ランナーは勇気を与える存在』だということです。
 
走る人が速いか遅いか、有名か無名かはまったく関係ありません。
 
目の前で一生懸命に走っている姿を見せてくれるだけで、
あかの他人だとしてもその勇姿から元気をもらえたりします。
 
病気と戦っている人、介護生活に疲弊している人、仕事の就職がうまくいかない人、
努力していることが思うように報われない人。人生は万事、順風満帆というわけには
いかずに苦難が続くことも少なくありません。
 
そんな状況にあるとき、一生懸命に走るその姿から生き様を感じて
勇気づけられる人がどれほどいるでしょうか。
 
なぜ人は、見ず知らずの人たちをただ応援するだけに、何時間も沿道に立ち続け、
旗を振り、声をかけ続けるのでしょうか。
 
わたしは走る人をサポートすることで、ご自身はもちろんのこと、
その方をとりまくたくさんの方を元気にしたい。
  
そしてその輪が大きくなることで、社会や世の中がもっともっと
元気になると信じています。
  
そのために自分が出来ることを、全力で取り組んでいきます。
  
  
「First time for everything.」
ランナーズエイド
カイロプラクティック
後藤 敏雄
 

 

 

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