自分自身を知ることから始まる
[ランニング] 2016/08/05(金) 14:44
子どもの頃、リビングのいちばん目にする木の柱に、
自分の背中と頭を押し当ててえんぴつで線を引く。
そうやっていつも自分の背丈の成長を確認していました。
今の自分がどこにいるのかを確認することで、
次に比較した時にどのくらい伸びたのかが一目瞭然でした。
わたしたちランナーは、何かしらの目標を持って走っていることが
多いです。例えば、来月までに10km走れるようになりたい。
冬には東京マラソンに出場して完走してみたい。という具合に。
そのためにはプロセスにおいても小さな目標が必要になります。
腹筋を30回やるぞ!今週は3kmを3回走る!ステップの方法は
十人十色ですね。
こんなふうに、真っ先に注目しやすいのがトレーニング方法なんですが、
実はそれよりも優先すべきことがあります。
それこそが『今の自分がどこにいるかを知る』ということです。
何を始めるにも、すべては『今ここから』が出発点です。
出発地点が分からずに、目的地までの距離やルートが引けないように、
自分自身のことを知らなければ地図を広げても進みようがありません。
ランニングの場合には自分を知る基準はたくさんあります。
・どのくらい距離を走れるのか
・どのくらいの速さで走れるのか
・走るために必要な筋肉は備わっているか
・ランニングのフォームは理想的か
・心肺機能はどの程度強いか
・姿勢など身体のバランスはどうか
・必要な関節は動いているか
・運動神経のスイッチがちゃんと入っているか
・ベストな体重は何kgなのか
・ランニングの前後で体重がどの程度変わるか
・食事での栄養補給はどの程度出来ているか
まだまだ細かく見ていけば枚挙にいとまがありません。
こうした自分自身の現在地を知る評価基準は、
背丈が伸びるたびに柱に線を引くように、どのレベルのランナーにも
必要なことだと言えます。
大切なことは、常に、今いる場所から前を見ることです。
皆さんは、自分のことをどこまで知っていますか?
すべてはここから始まります。
ランナーズエイド
カイロプラクティック
後藤 敏雄
2016年8月
<<前月 | 翌月>> |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|